（アメリカ、フロリダ州キービスケーン）
男女共催で行われているナスダック１００オープン、大会２日目の火曜日は雨に見舞われ、多くの試合の開始が遅れた。日本人選手では、浅越 しのぶがＮ・ヤゴステラ=ビベス（スペイン）と対戦し、7-6 (7-2), 2-3でリードしているところで、相手が途中棄権し勝利をものにしている。浅越は2回戦ではＡ・グローネフェルド（ドイツ）と対戦する。
今大会ディフェンディング・チャンピオンのＫ・クレイステルス（ベルギー）は、昨年は怪我からの復帰直後でノーシードから勝ち上がって優勝を決めた。今年は第２シードでの参加となっているが、全豪オープン準決勝で今大会トップシードのＡ・モレスモ（フランス）と対戦した時に痛めた足首がどれだけ完治しているか不安要素も残る。
クレイステルスの初戦の対戦相手はＪ・クレイバス（アメリカ）で、Ｊ・コスタニッチを6-3, 4-6, 6-1で下している。
32人のシード選手は2回戦からの登場となるが、第4シードのＭ・シャラポワ（ロシア）の初戦の対戦相手は、この日の森上 亜希子対Ｎ・リー（中国）の勝者となる予定だったが、この試合も雨のため順延された。
男子の部では、ワイルドカードで出場の期待の１６歳、Ｄ・ヤング（アメリカ）が１回戦に登場したが、Ｃ・ベルロク（アルゼンチン）に0-6, 0-6で敗れ、ＡＴＰツアー９連敗となった。
男子トップシードはＲ・フェデラー（スイス）となっており、初戦ではＰ・ルクザック（オーストラリア）を6-1, 6-2で退けたＡ・クレマン（フランス）と対戦する。フェデラーは現在、アメリカ大陸の大会で、７度の優勝を含む４２連勝中となっている。
3日目の金曜日にはセンターコートで、Ｊ・エナン（ベルギー）=アルデンヌ対Ｍ・ショーネシー（アメリカ）、モレスモ対Ｓ・ストザー（オーストラリア）、Ｒ・ナダル（スペイン）対Ｃ・モーヤ（スペイン）、Ａ・アガシ（アメリカ）対Ｃ・ロクス（ベルギー）、Ｍ・ヒンギス（スイス）対Ｓ・ティエンティエン、Ｄ・ナルバンディアン（アルゼンチン）対Ｐ・ゴールドスタイン（アメリカ）など注目試合が予定されている。
去年の今大会決勝ではＲ・フェデラーを崖っぷちまで追い込んだナダルは、第2シードとして打倒フェデラーの筆頭に立つ。初戦の対戦相手モーヤは、同郷の大先輩でもあり、気心の知れた仲だけにどのような展開になるか楽しみだ。
2日目に行われた1回戦の結果のうち、主なものは下記の通り。
Ｍ・ミルニ（ベラルーシ） ○-× Ｇ・ミュラー（ルクセンブルグ）, 7-6 (7-5), 5-7, 6-4
Ｎ・ジョコビッチ（セルビア） ○-× Ｐ・Ｈ・マチュー（フランス）, 6-1, 6-3
Ｖ・スペーディア（アメリカ） ○-× Ａ・セッピ（イタリア）, 6-1, 6-4
Ｍ・フィリプーシス（オーストラリア） ○-× Ｄ・サングイネッティ（イタリア）, 6-4, 4-6, 6-3
Ｇ・ルゼッドスキ（英国） ○-× Ｍ・ヨージニ（ロシア）, 6-3, 6-1
Ｅ・ヴェスニナ（ロシア） ○-× Ｅ・ロワ（フランス）, 6-3, 7-6 (7-4)
Ｍ・クライチェック（オランダ） ○-× ヤン・ツー（中国）, 6-3, 5-7, 6-1
Ｖ・ラッツァーノ（フランス） ○-× Ａ・クレイバノワ（ロシア）, 7-5, 6-2
Ａ・チャクエタゼ（ロシア） ○-× Ｋ・シュプレム（クロアチア）, 1-6, 6-3, 6-3
（2006年3月24日15時54分）
島袋将 18歳新鋭と対戦も途中棄権 
